ビニールハウスを建てる予定地を整地し始めました。整地作業は次の通りです。
①ハウスを建てるところを決める。
ハウスを建てる場所に木のくいを打ちます。今回は間口5.4メートル、奥行き36.9メートルのハウスです。ハウス予定地はかなり高低差があるので、土を高いところから低いところにたくさん持って行きます。そのため整地する場所を多めにとって移動できる土を余分に確保しました。7メートル×36.9メートルを整地する事にします。
②四隅に棒をさす。
7メートル×36.9メートルの長方形の四隅に棒を差しました。長方形の四隅の角度をちゃんと90°になるように3:4:5の何とかの定理を使って調べます。
③棒に簡易水準器で印を付ける
写真は簡易水準器です。ペットボトルに水を入れ、その中にビニールのパイプを通しました。ビニールのパイプを口で吸うと、パイプの先から水が出てきます。一度、水がパイプから出てくると、ペットボトルの中の水の高さよりもパイプの先が低くなると水が出ます。高い場合は出ません。今回は透明のビニールパイプを使用しているので、パイプの中で水が止まり、ペットボトルの中の水と同じ高さになるのが分かります。簡易水準器はこのように水が高いところから低いところにいく性質を利用して、畑や田んぼなどの高低差を見れます。
まず、ハウス予定地の四隅の中で平均的な高さであるところを基準とし、その棒にマジックで印を付けます。その印のところにビニールパイプの口の先を持っていき、印と同じ高さになるまでペットボトルの水を出します。ペットボトルの水の高さと棒の印の高さが合ったら、隣の棒にビニールパイプを移動します。移動の時にパイプの先から水が出ないように気を付けましょう。
隣の棒まで移動したらパイプを棒に寄せて、パイプの中の水の高さと同じ高さのところにマジックで印を付けます。同じ作業を他の棒でも繰り返します。
④四隅の棒にヒモをはる
四隅の棒にマジックで印が書けたら、印を目印に棒と棒をヒモで結びます。
棒をヒモで結ぶと畑の高低差が分かります。
この畑は高低差が20センチ以上ありました。20センチ以下の場合は田んぼのように水を張ってトラクターで土を移動できますが、今回はそれだけではできません。ホイルローダーであらかじめ土を移動してならし、後日、トラクターと手作業でならします。つづく
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